スイスの3日目はかの有名なマッターホルンを間近で見るためにZermatt(ツェルマット)に行ってみました。ツェルマットは日本人には大人気の観光地で日本人旅行客を嫌になるほど見かけました。登山電車の案内に日本語バージョンもあるのにもびっくりです。

ツェルマット自体は標高1、620メートルに位置するマッターホルンの麓の方にある観光都市です。駅前はホテルや土産物屋さんが軒を連ねており、観光客も大勢歩いてまるで夏の時期の軽井沢の賑わいのようです。

そして今回のKumagry家の旅行の宿泊はツェルマットではなく、ツェルマットから登山電車で登った終点にあるGornergrat(ゴルナーグラート)にある山岳ホテルでした。この登山電車の乗車賃が物凄く高いのには泣けました。

ゴルナーグラート駅は標高3、089mのところにあり、宿泊した3100 Kulmhotel Gornergratはその名前のとおり3,100mの高さにあるホテルです。山岳ホテルなので山小屋に毛の生えたチープな造りかと思っていましたが、エラク立派なホテルでびっくりしました。よくもまあ3,100mの高さにこんな大きな建物を建設できたものだなあと感心しました。

訪れた日は残念ながらガスがかかっており、展望はまったく駄目でした。前日のアイガーが好天に恵まれただけに残念でした。それでもホテルの下にある氷河や荒々しい雪を抱いた周囲の山肌は見ることができました。



さすがに3,000mを超えているだけあり悪天候の中外に居ると8月でも肌寒いです。ホテルの裏にある展望台をうろうろしてから、ふと下を見ると野性の鹿が来ていました。こんなところにも居るんですねえ。何かわかりませんが一生懸命舐めているか飲んでいました。
実はこのホテルは1泊2食付のホテルだったのですが、料理の写真を撮るのをうっかり忘れてしまいました。(笑)料理はドイツというよりはイタリアに近いような気がしましたが、実はよく覚えていません。(汗)夕食の席では日本人家族を5組は確認できました。
それとこのホテルの部屋の番号が面白かったです。すべて周辺の山の標高が部屋番号になっているのです。なので4015とか3199とか中途半端な部屋番号でしたのでエラク覚えにくかったです。インターネットも快適に接続でき、3,000mの山の上にいるという感じは全くしませんでした。ただKumagary家の私以外のメンバーは高所のせいで体調が狂ったようで、頭が痛いとかだるいとか軟弱なことを言っていました。私のような一番年嵩のおっさんが元気なのが情けないです。

翌朝はマッターホルンの雄姿を見るべく早起きしました。5時半ごろに起きるとまだ外は薄暗いものの、何と晴れているではありませんか!6時になると部屋の窓からもバッチリとマッターホルンが見えました。やっぱりKumagary家は普段の行いが抜群に良いのかもしれませんね。



フリースと薄手のジャンバーを着て外に出てみました。私以外の家族はダウンして寝ていました。前日は雲が垂れ込めてホテルの周囲を取り巻く4,000m級の山々は見ることができませんでしたが、この朝は一部雲がかかっているもののかなり良く見ることができました。



やはりマッターホルンが素晴らしいですね。1時間ほど粘ったのですが必ず雲が被さっており完全な姿は見ることができませんでしたが、アイガーとは異なり単独峰なので絵になりかっこいいです。ラッキーなことに朝焼けに映える写真もちょこっとだけ撮れました。

しかし7時を過ぎるころにはガスが立ち込めてきて視界がぐっと悪くなってしまいました。前日よりも更に条件は悪くなり、まったく周りは見えなくなってしまいました。しかも雪まで降ってきて大荒れとなりました。これだから山は怖いですね。

という訳で早起きは三文の徳の諺どおり、マッターホルンの雄姿を直接見ることができたのはKumagary家では私だけとなってしまいました。(ちょっと自慢)それにしてもマッターホルンを見るチャンスがありながら、見ないまま帰るなんて情けないですね。
ところで朝の早い時期の登山電車で駅へ到着したのは大勢の日本人観光客ばかりでした。悪天候の中ご苦労様と言いたい所ですが、その数が半端でなく多く辟易してしまいました。私の宿泊しているホテルへお土産を買いにわんさか押し寄せて来たのです。団体旅行で気を使わないせいなのか、中国人の団体客並みのうるささでした。もうちょっと静かにしてほしいです。

今回のスイスの旅は和風温泉旅館・アイガー・マッターホルンとかなり贅沢な観光コースでした。(笑)いずれも私はもう2度と来ることはないと思いますが、さすがに人気の観光地だけあり満足度は高かったように思います。スイスは日本と同じような山国なので木造の建物が多いためか、なんとなく親しみを覚える風景が多かったように感じました。

ツェルマットの街中を散策していたら、日本の共同浴場のような木造の小屋を発見しました。どうみても私には湯小屋にしか見えません。ここから温泉グッズを持った人が出てきたら腰を抜かしたかもしれません。(笑)
余談ですがスイスではスバルの車を多く見かけました。(他のヨーロッパの国に比べて)スバルの販売店も結構見かけましたので、冬道に強いということでスイスでも売れているんでしょうかね?