新潟県の温泉

駒の湯温泉「駒の湯山荘」(宿泊)

入浴料金:円  営業時間:
源泉名:駒の湯
泉質:アルカリ性単純温泉
泉温:32.5度C pH:8.6 成分総計:187mg/kg
源泉名:駒の湯2号源泉
泉質:アルカリ性単純温泉
泉温:31.5度C pH:8.6 成分総計:236.4mg/kg
色:無色透明  臭い:薄硫黄臭  味:薄硫黄味

ぬる湯好きに”変身”して以来とても気になっていた温泉の一つです。念願かなってようやく宿泊することができました。幹線道路から狭い山道を行きますが東北の鄙び一軒宿に慣れていますのでそれほど山中の一軒宿という感じはしません。福島県のぬるゆ温泉へのアプローチの方がよっぽどドキドキものかも?

この宿は提灯組合の宿らしく玄関先に例の提灯がぶら下がっています。適度に鄙びた宿で東北にでもありそうな雰囲気です。今回は宿泊なのでここのぬる湯に思い切り浸かるのが楽しみです。お風呂は幾つかあり旅館の外に1ヶ所と旅館内から行ける内湯×1(混浴)と女性専用内湯と家族風呂×2と混浴の露天×1があります。

実は旅館の横には露天状のむき出しの浴槽があります。これは以前は立派な湯小屋の中にあった内湯なのですが、今は湯小屋は綺麗に取り払われて露天風呂になっています。どうしてこうなってしまったのかは謎ですが玄関脇のエラク目立つところに公然とありますので昼間は入るのに結構勇気が入ります。

 

 

 

とは言え浴槽の真ん中から豪快に噴き出している源泉を見てしまうと入らずに入られません。速攻で入ってしまいました。(笑)とにかく浴槽の広さと源泉の注ぐ量のバランスが悪い(良すぎる?)のでザコザコとお湯が溢れていきます。これは見ているだけでも楽しいですが入ってみるともっと楽しいです!

 

 

 

ほんのり硫黄臭の香るぬるーいお湯ですが、お湯がとてつもなく新鮮なので気持ちが良いことこの上ありません。ただこの浴槽は囲いが何もないためアブの格好の餌場となっています。とにかくアブだらけで落ち着いて入っていることが難しいです。私も激しいアブの攻撃を受けながらも我慢して浸かり続けてしまいました。随分と刺されてしまいましたが仕方がないですね。

食事の後に入り直しましたがアブも夕食にありつきたいのか完全に日が暮れるまではアブの激しい攻撃にあい続けてしまいました。しかしアブ攻めにあいながらもとても気持ちのいいお湯には間違いなくもっとゆっくりと浸かってみたかったです。浴槽を蚊帳で囲ってくれるといいのですがねえ。どうも宿の人はこのお風呂をあまり大事にしてはいないような印象でした。何故なのでしょうかねえ。

内湯と家族風呂はそれなりにいいお湯ですが最初に元内湯のお湯に浸かってしまいましたのであまり印象には残っていません。普通であれば十分に評価のできるレベルなのかもしれませんが他のお風呂のレベルが高すぎたためかもしれません。1ヶ所はピンクの蚊帳で浴室がすごい色になっていました。

 

 

 

露天風呂は旅館の中から少し階段を降りた川を見下ろす位置にあります。この露天もまたスバラシイです。パイプに13個の穴が開けてありそこからピューピューと新鮮な厳選が吹き出しており、まんべんなく浴槽内に素敵なお湯が注がれています。それらに加えて更に2本の太いパイプからもお湯が勢い良く投入されています。

 

 

 

ここの源泉は元内湯の源泉とは別源泉です。硫黄臭は少し弱めですが気泡の付きはこちらの方が良いです。とにかくここも新鮮極まりないお湯が止めどもなく投入されているので、まさにお湯を浴びている状態といっていいと思います。これほどの気持ちの良いお湯に浸かれる機会はそうそう無いです。

 

 

 

混浴なのですがこのお風呂へは女性もタオル巻きになりながら次々と入ってきます。少々落ちき付きませんでしたがこの点のみ惜しいといえば惜しいです。このお風呂に入らずに帰る訳にはいかない女性陣の気持ちもわかるので仕方がないのでしょうね。この旅館に宿泊をした人は多分温泉好きの人が多いのかこの露天に一人きりでゆっくり入れる機会はあまりありませんでした。

食事は食堂でいただきますが地元の食材で調理したものばかりで料理はとても美味いです。豪華さはないものの土地の郷土料理をうまくアレンジしものでこういうのはいいですね。ご飯は勿論コシヒカリでピカピカ輝いておりとても美味いです。

 

 

 

建物はやや古びてきていますがしっかりと手入れされており不潔感はありません。ここは文字通りランプの宿で電気は一部自家発電のものだけで夜はランプの明かりのみです。携帯電話も通じず充電もできないので私のケータイは一晩で電池切れになってしまいました。(2012/08/03/Nightlighted up by the lamp)

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