長崎県の温泉

雲仙温泉「徳島屋旅館」(宿泊)

源泉名:雲仙小地獄温泉
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)
泉温:90度C 成分総計:228mg/kg (HS:1.8,H2S:2.5)
色:白濁  臭い:硫黄臭  味:薄硫黄味

小地獄温泉館の隣にある温泉旅館です。やや鄙び加減の小規模な施設です。今回はここに宿泊をして雲仙温泉の湯巡りの基地とする予定です。お風呂は内湯×1があります。

5~6人が入れる浴槽に白濁の硫黄泉が溢れています。お湯の表面が熱いのでよくかき混ぜて入ると底に沈殿していた白いお湯の成分が舞い上がり濃厚な白濁の硫黄泉になります。お隣の温泉館よりもずっと濃い感じのお湯に感じます。少しとろりとしたお湯で湯温も高めなのでピリピリ感もあり入浴感はとてもいいです。硫黄泉はこれぐらいパンチのあるお湯でなくてはね!もう少し硫黄臭があれば文句はないのですがねえ。

東北の同系の源泉と比べてしまうとやや薄い”アメリカンの硫黄泉”のような温泉に感じてしまいます。しかしここのお湯は鮮度感もかなりありお湯の満足感は温泉館よりははるかに高いです。何度かこのお風呂に入りましたがいつもアチチでした。入る人が少ないのでいつもそうなってしまいますが、今の私にとっても幸いです。私の今の限界の45~46度くらいの湯温なので物凄く高温ではないと思われます。

今回は宿泊しましたが平日ということもあって貸切状態でした。こんなにいいお湯を独占して入れるなんてとてもシアワセなことです。同じような泉質のお湯にこの日は幾つか浸かっていましたので飽きるかと思っていましたが、ここのとろんとしたお湯は他では経験できませんでしたので飽きることなく何度も浸かることができました。ここのお湯は雲仙の中でもかなり状態の良い温泉に浸かれる数少ない施設の一つではないかと思います。

2食付で宿泊をしましたが料理は地味ながらも地元の素材を十分に活かしたもので満足のできるものでした。1泊2食で6,450円は安いと思います。(2012/09/27/Hot Midnight)

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