栗野岳温泉


栗野岳温泉 「南洲館」 大人:200円(浴室1ヶ所) 小人:100円 AM10:00-PM9:00
源泉名 :桜湯(栗野町木場6348)
泉質 :硫黄泉(低張性弱酸性高温泉)
泉温 :58.4度C pH 3.0 成分総計 209mg/kg   (H2S:2.4)
:白濁 臭い :薄硫黄臭 :薄渋味      

源泉名 :竹之湯(泥湯)
泉質 :明ばん緑ばん泉
:灰色濁 臭い :薄硫黄臭 :強酸味      
 
栗野岳温泉は霧島温泉郷から少し離れたところにある一軒宿です。今回の家族での鹿児島遠征の宿泊候補地でしたが、最終的に「湯之谷山荘」に宿泊したのでお湯だけでも借りようと思い立ち寄ってみました。想像していたより立派で大きな旅館です。硫黄泉の桜湯と泥湯の竹之湯があり、それぞれが独立した湯小屋なのには少し驚きました。
桜湯は硫黄泉の張られた湯小屋で、10人ぐらいが入れるほぼ正方形の浴槽で、雰囲気はなかなか良いです。白濁したお湯が張られており、あまり濃い感じのするお湯ではありませんがさらりとした中にもぴりぴり感が少しあり、入浴感はあります。浴槽の内側がざらざらしており、ちょと痛かったです。
泥湯の張られた湯小屋は宿の一番奥の方にあります。これも立派な湯小屋で7〜8人が入れる浴槽に上から勢いよく源泉が注がれています。別に泥湯を流すための打たせ湯が1本あります。お湯はとろみ感のあるもので、肌触りはとてもよいです。少しだけクリームっぽい感じもします。
浴槽の底のほうにはやわらかな泥が堆積しています。これを顔や体中にぬって遊んでみると、これが気持ちがよくなかなか面白いです。子供達と一緒になって泥を塗りたくります。背中の手の届かないところに塗ってもらうと妙に気持ちが良かったりします。この泥を打たせ湯で流しさるととてもさっぱりします。こういう温泉の入り方もいいですねえ。お湯にとっぷり浸かっても心地の良いもので、この泥湯はとてもいいです。ただ泥の中に葉っぱとかが混じっていたりしますが、沢水で割っているのでしょうか?
宿の裏手の山は地獄になっておりちょっと見学してみました。途中に今回は入らなかった蒸し湯があります。ここも立派な湯小屋です。
裏山を少し登ったところではいたるところから噴気が立ち昇っています。正に地球は生きているぞというのを実感できます。右の写真は泥状の物がぶくぶくしているところです。泥湯はこのようなものを引いているのでしょうか?この栗野岳温泉はお湯も多彩な上、地獄巡りもできるので近くまで行ったら訪れることをお勧めします。(2003/04/02/PM0:30)

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