群馬県の温泉

林温泉「かたくりの湯」

入浴料金:300円  営業時間:AM9:00-PM5:00
源泉名:林温泉・かたくりの湯
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
泉温:度C pH: 成分総計:3,160mg/kg (H2S:0.1 HS:0.93)
色:無色透明  臭い:アブラ臭(コールタール系)  味:塩味

ここも八ツ場ダム関連でできた温泉施設です。基本的に地元民専用のようですが部外者もOKのようです。いかにも共同浴場といった外観ですが、とてもわかりにくい場所にあり探すのに苦労しました。

お風呂は内湯×1があります。4~5人が入れるポリバスの浴槽です。そこへ熱めの源泉が注がれており掛け流しになっています。お湯はほぼ無色透明ですが、その臭いがなんと言っても素晴らしいです!コールタール系のアブラ臭がぷんぷんしており思わず興奮してしまいます。鼻孔に鋭い刺激を受け何とも参ってしまいます。何度も何度も湯面に鼻面をくっつけ臭いを嗅ぎまくってしまいます。うーん堪りません。

アブラ臭好きにとっては麻薬のような臭いです。肌触りはやさしく、いつまでもいつまでも浸かり続けていたくなるようなお湯です。意外と遠くから引き湯しているらしいですが、臭いがはっきり残っているのが嬉しいです。八ツ場ダム完成後ここの管理が長野原町に移管されるらしいですが、是非この素晴らしいお湯をこのままの状態で保っていくことを切に望みたいです。(2002/03/08/PM4:30)

(再々訪)

林温泉はこれで3度目です。この辺りまで行ったら、もう寄らずにはいられません。ただ、かなり雪がかなり多く残っている時期に訪れましたので、温泉に行く途中の急な坂は難儀しました。今回はラッキーにも貸切で入ることができました。相変わらず熱めでアブラ臭ぷんぷんのお湯がポリバスから溢れています。いつ見ても感動してじーんときてしまいます。(笑)何ともいえない独特のアブラ臭は健在です。鼻ももげよとばかりにくんくんと嗅ぎまくってしまいます。この臭いを何とか保存できないものでしょうか。誰か発明してください。

北海道の友人にこのお湯をペットボトルに詰めて送ってあげたところ、暫くの間臭いは残っていたそうです。更に鍋に移して煮ると臭いがかなり復活するのだそうです。うーん、これは気がつきませんでした。ということで次回は大き目のペットボトルを持参しようと思います。(笑)もう病気ですね。(2005/02/19/PM2:00)

(2012年の再訪)
源泉名:林温泉・かたくりの湯
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
泉温:75.1度C  成分総計:4,360mg/kg (H2S:0.4,HS:0.5,Br:9.2)
色:無色透明  臭い:アブラ臭(コールタール系)  味:塩味

何度目かの再訪ですが、今回は実際に訪れてみてびっくりしました。以前とは全く周りの風景が変わってしまっていたからです。ヤン場ダム建設に付随する道路の建設で廻りにあった建物が無くなってしまったためです。以前は建物の陰に隠れてこの共同浴場の姿は道路側からはなかなか見ることができませんでしたが、今は丸見え状態です。共同浴場だけポツンとある感じで何とも不思議な感覚でした。

お湯は相変わらずのアチチのものでアブラ臭も絶好調というほどではないですが感知できます。ポリバスのお湯があふれ出るところにお湯の成分が付着して盛り上がりつつありました。これからどんどん成長していくのでしょうか?近い将来この源泉を利用した別の施設ができるらしいです。立派な施設になってしまうような気がして心配です。いつまでもこの強力なアブラ臭のする湯づかいにしていてほしいものです。(2012/11/03/PM2:00)

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