さて久しぶりに日本の温泉のことでも書いてみます。年末年始に日本に一時帰国した際に宿泊した温泉の話題です。日本ではレンタカーを借りませんでしたので、移動はもっぱら公共の交通機関を利用しました。東京から実家のある宮城県までは東北新幹線を利用しての移動でしたので、東北新幹線の駅から行きやすい温泉地が候補でした。
車があれば「いわき湯本温泉」にしたかったのですが、常磐線は宮城県の北部まで行くにはあまりに不便なので断念しました。「いわき湯本」はお湯もいい上、魚が美味いんだなあ。この時期だとあんこう鍋でしょうね。旅館によってはキンキの煮付けも出ますね・・・。(涙)
という訳で泣く泣く太平洋側の温泉は断念しました。東北新幹線の沿線で最寄り駅から比較的行きやすくて良い温泉となると意外に選択肢は限られてしまいます。那須塩原温泉、磐梯熱海温泉、土湯温泉、飯坂温泉、高湯温泉、遠刈田温泉あたりですかね。
まあ、このラインアップだとどうしても私の場合は「高湯温泉」に触手が伸びてしまいます。過去に高湯温泉は「たまご湯」「安達屋」「ひげの家」に宿泊したことがあります。今回は新規開拓するかどうか迷ったのですが、私の記憶の中で非常に印象の良かった「ひげの家」を再訪することにしました。
福島駅から1日に数本しかないバスに乗り、高湯温泉に行きました。40分くらい乗っていましたが、乗車賃が片道千円以上もしたのにはびっくりです。バス停を降りるとそこいら中から硫黄臭が漂ってきて無性に嬉しくなってしまいます。(笑)何年ぶりかで訪れた「ひげの家」は昔のイメージ通りでした。宿の直ぐ隣の川は急流で、その川の近くに源泉の湧出地があり、硫黄臭がぷんぷんします。
お風呂は以前宿泊したときとは少し変わっていました。以前は露天風呂は川に面した小さな貸切風呂しかなかったのですが、大浴場の隣に男女別にできていました。まずは大浴場からです。比較的最近木が張り替えられたらしく、まだ新しい感触の残る憧れの木の浴槽です!これは嬉しいです。浴室中に硫黄臭がこもっています。思わず笑みがこぼれてしまいます。
ハンガリーでは温泉そのものや硫黄臭には不自由しないのですが、木でできた浴槽がないのが何とも寂しかったです。何度も何度も木の浴槽に触れて、頬ずりまでして木の感触を楽しみ、臭いまでくんくんを嗅いでしまいました。私は浴槽フェチなのか?知らない人が見たらびっくりしたかもしれません。(笑)
お湯は熱からずぬるからずの絶妙な湯温で、「あああ、きもちがいいいい」と”ひらがな”でしか表現ができない感じの素敵なお湯でした。青味白濁のさわやかなお湯に浸かっていると、ホント日本の温泉はやっぱりいいなあと思わず口走りたくなります。酸味もほどほどで浸かっていると手のひらがシワシワになってきます。
新しくできた露天風呂も内湯と同じくらいの広さのもので、こちらも木の浴槽です。ここの旅館は山林を持っているのでしょうか?やけにあちこち木にこだわっているような感じがします。これは嬉しいですね。露天だからと言ってお湯は変わらないだろうと思っていましたが、どうやら内湯とは源泉が違うようです。「ひげの家」は川沿いと道路沿いとの2ヶ所に源泉があります。(多分)どっちがどっちかは知りませんが、微妙に臭いとお湯の感触が異なりました。
ここに宿泊を決めた理由の一つに食事の美味さがあります。以前宿泊した時に、普通の旅館料理とは一線を画した創作料理に大満足した記憶が残っていました。今回もかなりこだわりのメニューで一品一品美味しくいただくことができました。十分に満足できました。久しぶりの日本の温泉旅館でしたが、やっぱりいいですねえ。何年か後にまた宿泊で来てみたいです。





















