西山温泉「湯島の湯」

西山温泉のすぐ近くにできた新しい温泉施設です。とてもこじんまりとしたもので好感のもてる造りです。かなりチープな感じがしないでもありません。コテージも同じ敷地内にあり宿泊もできるようですが冬は寒そうな造りのように見えました。

お風呂は露天×１があります。脱衣所から浴室に行く扉を開いてちょっとびっくります。出て直ぐのところは洗い場になっているのですがその造りがとてもユニークなのです。源泉が木でできた樋を通っており、そのお湯を手桶ですくって使うのです。

草津の一部の共同浴場とかでは見たことがありますが、これだけ長くて立派なものは初めてです。さっそくお湯を身体に掛けてみます。ほんのりと硫黄臭が感知できてとても嬉しいです。これは良いアイデアだなあ！

その洗い場にある木の樋のお湯が流れ着く先がお風呂になっています。こういう造りは誰が考えたのでしょうか。なかなかスバラシイです。円形の浴槽は６～７人が入れる広さがあります。無色透明のお湯が掛け流しになっています。

一部だけ屋根が付いています。源泉は木の樋とさらにパイプからも足されて注がれています。お湯はほんのり硫黄臭の香る優しい肌触りのものでぬめり感は少なめですがぬるりとくる感触はあります。じっとしていると多くはないですが気泡もくっついてきます。お風呂がある一帯は赤いビニールシートで囲ってあり、1月だというのに冷たい風は吹き込んできません。風除けではなく目隠しなのかな？

貸切でこのお湯にのんびりと浸かっていましたが、ホントに気持ちが良かったです。奈良田ほどぬるくはなくやさしい感触のお湯で硫黄臭に包まれて飽きることなくおゆん浸かり続けることができました。鮮度の良いお湯に身を任せていると眠くなってきてしまいます。今度はあのコテージに宿泊して一晩中入り続けてみましょうか？（笑）（2007/01/27/AM12:00）