寒河江花咲か温泉


寒河江花咲か温泉 「ゆ〜チェリー」 大人:300円   AM6:00-PM10:00
源泉名 :寒河江花咲か温泉
泉質 :含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
泉温 :59.4度C pH 7.1 成分総計 23,860mg/kg   (Mg:108.1,Al:0.5,Br:55.5,I:2.4,Fe:7.3,HS:2.1,H2S:1.9)
:薄灰色濁 臭い :焦げ硫黄臭 :強塩味      

源泉名 :新寒河江温泉
泉質 :単純温泉
泉温 :50.7度C pH 6.9 成分総計:855.1mg/kg 
:薄ウーロン茶色 臭い :ほぼ無臭 :ほぼ無味      
 
 

掲示板への投稿でその存在を教えていただいて以来行きたくて堪らなかった「ゆ〜チェリー」を年末になってやっと訪れることができました。施設はとても立派で見ただけでビビッテしまうくらいです。典型的な大規模センター系施設で普通なら100%ハズレなのですが、なにせここは山形県なのです。入ってみるまでは迂闊に判断はできないのです。
それにしても最近では珍しくなったこれほどの豪華施設はどういった名目で資金を捻出したのでしょうか?広い駐車場には車がぎっしりで地元では早くも凄い人気のようです。ここの入浴券は磁気カード式の珍しいもので電車の改札のようなところを通っていきます。

お風呂は内湯×2と露天×1があります。内湯は2つの種類の源泉が使用されています。新しい源泉の寒河江花咲か源泉は注がれている浴槽は15人くらいが入れる入れる広さで、新寒河江源泉が注がれる浴槽は20人くらいが入れる広さです。

新源泉がスバラシイです。薄く灰色濁の色をしたお湯ではっきりと焦げ硫黄臭が感知できます。入浴感も身体にぐぐっとくる感じがし入り心地は抜群に良いものがあります。ぬるつる感はさほどありませんが一度お湯に浸かってしまうとあまりに気持ちがいいのでなかなか抜け出ることはできません。黒い湯花も華麗に舞っていたりします。この源泉は全盛期の舟唄温泉にかなり近い感じのするものです。
もう一つの新寒河江源泉を使ったものは、お湯がこれでもかと言うくらいに贅沢に投入され掛け流しになっています。しかしそれでもお客さんがたくさん入ったせいもあり、お湯がやや澱んでおり鮮度感が少し足りないような印象を受けました。
露天はさくらんぼ湯口がかわいいです。ここも新寒河江源泉を使用していますが、内湯よりはお湯の状態がよく気持ちがいいです。しかしここの施設のお湯は素晴らしいもので、2006年の温泉の新人王と言っていいと思います。(2006/12/30/PM3:30)


(再訪)

源泉名 :寒河江花咲か2号源泉
泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
泉温 :54.0度C pH :6.7 蒸発残留物計 27,170mg/kg   (Mg:177.8,Fe:5.5,Br;55.6,H2S:0.5,HS:0.2)
:笹濁り 臭い :微硫黄臭 :塩味      
 

2006年の温泉新人王(熊谷温泉選定)に輝いた「ゆーチェリー」を1年ぶりに再訪してみました。新たに源泉を採掘したという情報を得たからです。入り口は相変わらずカード式でJRの自動改札と同じようなシステムです。カネがかかってますね。(笑)
さて、昨年大気に入った「花咲か1号源泉」から入ってみます。お湯を一目見ておやっと思いました。色が以前とは異なりかなり透明に近いものになっており、うすーく白濁しているだけなのです。しかもお目当てのコゲ硫黄臭はほんのちょっぴりしか感知できないのです!これはちょっとどころではなく昨年とは大違いです。ここも舟唄温泉と同じように源泉が早くも枯れてきてしまったのでしょうか?
新源泉の2号泉は分析表の数字では強力な食塩泉ですが、露天に張られたお湯はややマイルドなお湯であまり濃厚な感じはしませんでした。この温泉も新人が陥りやすいという2年目のジンクスにはまってしまったのでしょうか?(2007/12/30/AM:11:00)

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