櫛引温泉


櫛引温泉 「ゆ〜TOWN」 大人:350円   AM9:00-PM9:30
源泉名 :櫛引町営源泉
泉質 :ナトリウム-塩化物-硫酸塩泉(含芒硝-食塩泉)
     
泉温 :53.2度C pH 7.4 蒸発残留物 9,640mg/kg   (Fe:9.3 Br:10.1)
:茶褐色 臭い :薄金気臭 :薄塩味+金気臭      
 
山形県では有名なセンター系入浴施設です。その割には道路に案内板はあまり出ていません。休日にもかかわらず、たまたまかどうかわかりませんがかなり空いていました。さてお風呂は内湯×1と以外にシンプルです。
  17〜8人ぐらいが入れる石造りの浴槽です。とにかくここは浴室の景観が何とも素敵です。
赤褐色のお湯が満たされた浴槽と、それを取り巻く洗い場が全て赤茶けており、お湯の成分がかなりの層をなして堆積しつつあります。このような立派なセンター系ではかなり珍しいと思います。
源泉そのままを何の細工もせず使用しつづける施設の姿勢にはほんと頭が下がる思いがします。お湯は赤褐色の割にはさらりとした感触で、ぬめり感があり少しだけぬるぬるします。いかにも温泉に浸かっているなあという満足感は十分にあります。贅沢を言えばもうちょっと臭いがあるともっと良いと思います。
2階にある展望風呂は水着着用で入らなければなりませんが、その隣に裸で入る浴槽があります。10人ぐらいが入れる広さのものですが、ここは誰も入っていないため貸し切りで浸かることができました。ここは自分でお湯の熱さを調整できるので水を止めて源泉をガンガン投入していくと、ぬめり感が増してきてかなりぬるぬるしてきます。

よく見ると小さな気泡がたくさんくっつくからのようです。赤褐色のお湯でぬるぬるのお湯は今まであまり経験がなかったので、これこれでなかなか良いものです。濃いと言う感じのお湯ではないですが、とても気に入りました。外に温泉スタンドがありましたが、ここのお湯を家庭の浴槽で使用すると、結構大変なんじゃないだろうかといらぬ心配をしてしまいました。(2001/04/30/AM11:30)


山形の温泉へ戻る