那須湯本温泉


那須湯本温泉 「雲海閣」 (宿泊)    

(みはらし風呂)

泉質 :みょうばん泉
:無色透明 臭い :強みょうばん臭 :微鉱物味      

(硫黄泉)

源泉名 :鹿の湯・行人の湯混合泉(那須町大字湯本165)
泉質 :酸性・含硫黄-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)
  :<酸性低張性高温泉>    
泉温 :68.4度C pH 2.54 成分総計 1,040mg/kg   (Mg:16.6,Al:7.6,Fe:1.4,H2S:28.8)
:白濁 臭い :みょうばん臭+硫黄臭 :薄酸味      
 
ようやく那須湯本温泉の「雲海閣」のお湯に浸かることができました。今回は小学生の長男と私との父子二人での湯治となりました。やや鄙びた外観の「雲海閣」は現在は日帰り入浴・休憩と素泊まり宿泊で営業しているようです。お風呂は2ヶ所にありそれぞれ源泉が異なります。
みょうばん泉の引かれた「みはらし風呂」は玄関から入って階段を降りる手前にあります。お風呂は内湯×1です。7〜8人が入れるタイル張りの浴槽です。無色透明のみょうばん泉がなみなみと注がれています。お湯は何と言ってもみょうばん臭が強く感じられ、私にはこれだけで頭がくらっときてしまいます。お湯の感触はなめらかな肌触りで、非常に優しいもので肌を包み込むような感じもします。いいです、この浴感。心地よさが体に残ります。湯上がり後はみょうばん臭で身体がぷんぷんします。
もう1ヶ所の浴室は暗めの階段をかなり降りていった所にあります。結構この階段は段数があります。ここには鹿の湯源泉が引かれています。お風呂は内湯×2があります。
4〜5人が入れる四角形の同じ広さの浴槽が2つ並んでおり、左側が「あつ湯」、右側が「ぬる湯」と温度差が付いておりお好みで入れるようになっています。お湯は白濁しており硫黄臭とみょうばん臭がします。「あつ湯」は結構熱めになっており、私の好みの湯温になっていました。しかし息子も平然と、この「あつ湯」に浸かるようになったのには驚きました。ちょっと前迄は「ぬる湯」専門だったのですが。やはり、子供の成長は親が思っているよりも早いようです。
ちょっぴりピリピリくるくらいパンチの効いた十分に入浴感のあるお湯です。あまり”濃い”という感じのお湯ではないですが千年以上湧きつづける歴史の重みを感じさせる何かは感じ取れます。入浴感がとても良いので浸かっているとほんと気持ちがいいです。深夜にこの素晴らしいお湯を独占して浸かっているとしみじみシアワセを感じます。素晴らしい温泉にであった時「ああ、温泉好きで良かった!」と思う瞬間です。(2001/10/13/PM08:00)

再訪(宿泊)

ここも随分久しぶりに訪れてみました。全然変わっていないのに、かえってびっくりです。(笑)ただ今回は満室でかなり混んでいました。最近随分人気があるようです。この手の湯治宿にお客さんがたくさん来てくれるってのはとってもよい傾向だと思います。一時的なブームないことを祈りたいです。
今回も宿泊で訪れました。お湯もまったく変わっていなくて、お客さんが多いので心持ちお湯がぬるめかなという感じでした。それでも早朝に入るとかなりあちちのきりりとしたお湯になっていて、とても満足できました。やはり那須湯本に来たらここは外せませんね。期待を裏切らない一湯でした。(2007/02/10/Deep Midnight)

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