多宝温泉


多宝温泉 「だいろの湯」 大人:800円(タオル付) AM10:00-PM10:00
源泉名 :多宝温泉
泉質 :含硫黄-ナトリウム・塩化物温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
泉温 :55.2度C . 成分総計 1,875mg/kg   (HS71.6,H2S:12.8、Mg:1.2)162L/分
:ほぼ無色透明/白濁 臭い :硫黄臭 :塩味+硫黄味      
 
温泉ファンの間でとても評判のよい新設の温泉施設です。外観は典型的なセンター系の造りです。駐車場に車を止めてドアを開けた途端に思わず笑みがこぼれてしまいます。消雪用のお湯がホースから出ているのですが(右の写真)、これが硫黄臭のするもので広い駐車場中に硫黄臭が立ち込めています。これは嬉しいです。いやが上にも期待感が高まります。お風呂は内湯×1と露天×2があります。
内湯は10人ぐらいが入れるもので無色透明のお湯が張られています。ほんのり硫黄臭のする優しい肌ざわりのお湯です。分析表の掲示はありませんが、このお湯は消雪用のお湯と同じものを熱交換で湯温をあげたものとのことで、源泉100%です。とても入りやすいお湯で、これはこれでよいです。
露天は「大庭園露天風呂」と銘打たれたとても大きなものです。露天風呂といっても立派な屋根の付いた湯小屋のような造りになっています。ここはかなり大きく楽に30人は入れる広さがあります。浴槽の外や中がやたらと段差のある造りになっており、お年寄りにはちょっと不親切かもしれません。ここのお湯は内湯とは明らかに異なる源泉が使用されています。湯口からはやや熱めの源泉がドボドボと流れ出ています。しかも本格的な硫黄臭が鼻孔を襲ってきます。きゃーっ!この正統派硫黄泉にあごまでとっぷり浸かっていると、もう、ホント堪りません。いいなあ、この感触、肌触り。とても入浴感のあるお湯で一度浸かってしまうと、なかなか上がることが出来ません。ほんのちょっぴり緑色がかって見えるお湯は、肌ざわりそのものは特別なものはないのですが、浸かっているととにかく抜群に心地が良いです。
庭の方に岩造りの池のような露天風呂があります。実はこれは子供用の底の浅いお風呂です。ここのお湯は見事に白濁しており、かなり湯温も低くなっています。しかし、このお湯に寝湯状態で浸かってみるとなかなか心地が良いのです。ちょっぴりだけ大分県の赤川温泉を思い起こさせます。
ほんのりとした硫黄臭と白濁の冷たく感じる一歩手前のお湯に寝湯状態でぼおーっと浸かります。暫く浸かり続けた後高温の大露天の熱めのお湯に浸かります。これが気持ちいいんだなああ!!これを何度か繰りかすと、もうヘロヘロニなってしまいます。ここはホントに気に入りました。全国の硫黄泉ファンにお勧めいたします。(2002/12/14/AM10:30)

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