寺泊温泉


寺泊温泉 「北新館」 大人:600円   AM10:00-PM3:00
寺泊町の中心部から少し離れた山の中にある一軒宿です。外観は鄙びた風情はありません。お風呂は内湯×2があります。ここは源泉が2つあり1つは強塩泉、もう1つは鉱泉です。浴室はかなり広く、源泉ごとに湯船があります。

源泉名 :年友1号井
泉質 :ナトリウム-塩化物-強塩温泉(弱アルカリ性高張性温泉)
     
泉温 :36.6度C pH .7.8 成分総計 18,020mg/kg
:微白濁 臭い :無臭 :強塩味   32リットル/分掘削自噴
(ナトリウムイオン6,304、塩素イオン9,474、炭酸水素イオン2,342)
入って直ぐのところにある12〜3人が入れる長方形の浴槽には強塩泉が張られています。微白濁でかなりしょっぱいです。湯の感じは結構ぬるぬるし、入浴感はかなりあります。濃いお湯に浸かっているなあと実感できます。若干加熱しているようですが、湯の満足度は高いです。茶褐色の湯の花も大量に舞っており、濾過はしていないようです。浴槽が浅いのが難点ですが、入浴後の発汗はすごいものがあります。私は気に入りました。

源泉名 :年友1号井
泉質 :単純泉(鉱泉)
     
泉温 :14度C pH 8.1 成分総計 397.6mg/kg
:微白濁 臭い :微硫黄臭 :微硫黄味   1.5リットル/分
               
もう一つの浴槽は20人程度が入れる広さのもので、ここに微白濁ささ濁りの湯が張られています。かすかに硫黄臭も感じることができます。湯の感じは強塩泉の後だけに物足りなく感じてしまいますが、ちょっぴりぬめり感もあり、一般の人にはこちらの方が受けそうです。

一つの旅館で、全然異なる2つの源泉に触れることができるので、ここはお得だと思います。ひょっとして夏場は強塩泉の方は加熱しないで、本当の源泉槽になるのかなあ。そうだとすると炭酸水素イオンもかなり含まれているので、気泡がたくさんつく可能性もありますね。寺泊にお魚ツアーででも行くことがあったら、是非立ち寄ることをお勧めします。(1999/05/03/PM2:30)


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