真人温泉?


真人温泉? 「えこじの湯」 大人:300円   AM9:00-PM10:00 月休
泉質 :単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)
     
泉温 :約30度C pH . 成分総計 821.4mg/kg   1,500リットル/分(自称)
:無色透明 臭い :無臭 :鉄味+薄硫黄味      
 
ここは多分まだ新潟県の中でもマイナーな部類に入る温泉の一つだと思われます。本業はキノコ料理屋さんらしいですが、温泉入浴もやっています。外観はかなりB級です。楽しい看板がいろいろ掛かっていますが、その中には「特用きのこ開発研究所」というのまでありました。ここでほんとに入浴できるのか半信半疑のまま入浴をお願いしました。さて、お風呂は食堂と住居一体型の屋内を右手に行った奥にあります。
いかにも手作りっぽい浴室・浴槽です。お風呂は内湯が一つだけですので、次のお客さんがくるとブザーが鳴り交代しなければいけません。お風呂は7〜8人が入れる大きなもので、何となく鯉か何かの養殖に使っていた生け簀を改造した感じがします。無色透明の湯が注がれており、独特の雰囲気に包まれて湯に浸かりました。とてもやわらかい感じのお湯で、少しとろりとした感じもし、赤い湯花もあります。
特別なものはないのですが、手作り感いっぱいのお風呂に浸かっていると、ほんと心がなごみます。洗い場にホースがあり、そこから源泉が流しっぱなしになっていました。結構冷たく感じられましたが、舐めてみると鉄分の味がしました。風が強く吹くと屋根のトタンがバタバタと唸り声をあげ剥がれそうになります。
帰りがけにメモを取っているとお茶をご馳走になり、女将さんと御主人と話をしました。「うちは何から何まで手作りなんだよ」と自慢げに話されていました。お湯は1,500リットル?も出るので余っているが燃料費がもったいないので循環濾過しているとのことでした。多分濾過しなければ直ぐ近くの「ふれあいメゾン」のような赤いお湯なのだと推測されます。とにかくとてもアットホームなところですので、近くまでお越しの際は是非立ち寄ってみてください。帰りがけに頂いた手作りのチラシには「野天のようで野天でない風呂」と書いてあるのには、思わず笑ってしまいました。(2000/05/02/AM11:00)

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