美笹温泉


美笹温泉 「美笹温泉センター」 大人:1000円 小人:600円 AM10:00-PM9:00
源泉名 :美笹温泉
泉質 :含鉄(II)・硫黄-ナトリウム-塩化物強塩泉<硫化水素型>
  :(中性高張性高温泉)    
泉温 :57.0度C pH 7.0    
:微黄黒色透明 臭い :無臭 :強塩味  
成分総計 19,100mg/kg (Na 6,357 塩素 8,531 硫酸 2,137 炭酸水素 925)
長野県でも有数の成分総計を誇る美笹温泉に行ってきました。硫黄と強塩泉が合体するとどんな湯になるのかとても楽しみでした。周辺は別荘地として売り出しており、かなり山の中なのに道路は快適です。建物はしゃれたペンション風の建物です。でも、10年ぐらいたったらマニアの方が喜ぶような鄙び方になりそうです。ロントでホームページを見てきたというと入浴料が半額になります。お風呂は内湯×2と露天×1があります。
内湯のうち1つは水風呂なので実質内湯は一つです。12〜13人が 入れる半円形の浴槽に、かなり塩分の強い薄黄色の湯が溢れています。期待していた硫黄臭はほとんど感知できませんでした。湯の感じはとても肌触りが良く、ぬるぬるまではいきませんが何とも心地よいぬめり感があり、つるつるしてきます。 湯の成分が皮膚の表面に薄い膜を作ってくるような感触です。大き目の気泡も多くはありませんがくっつきます。
露天は丸い形をした5〜6人が入れる広さのもので、高原の空気がうまいですが、内湯よりちょっと薄い感じがしました。内湯・露天とも湯口から注がれる湯が適温になっていることから、加水されているようです。多分濾過もされているでしょう。それでも硫黄臭がしないのが減点の対象ですが、なめらかな湯の肌触りといい中々良い湯だと思います。1000円なら考えますが500円なら納得の1湯といったところでしょうか。
どこかに源泉のおこぼれがないかと探していたら、建物から200mぐらい離れたところに源泉を汲み上げているポンプ小屋を発見。(右の写真)しかし残念ながら、源泉は一滴も漏れていなく確認できませんでした。地下2000m近くから汲み上げているという、ここの源泉是非直接触れてみたいなあ。(1998/10/25/AM10:30)

尚、この「美笹温泉」が閉鎖されているという情報がありますが、本当なのでしょうか?本当だとしたら、とても残念です。


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