川渡温泉


川渡温泉 「高東旅館」   大人:1,500円(個室部屋休憩込み) AM10:00-PM4:00
源泉名 :東五郎の湯
泉質 :含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
  :(低張性中性高温泉)<含重曹芒硝-硫黄泉>    
泉温 :58.2度C pH 7.2 成分総計 1,116.5mg/kg
:黄緑色 臭い :薄硫黄臭 :薄硫黄臭味    
               
驚いて腰が抜けるほど立派な湯治専門の旅館です。最近新築したようです。何せフィットネスルームや貸切り風呂があるなど従来の湯治宿とは確実に一線を画しています。「東五郎(とうごろう)の湯」といえば川渡では大変に伝統のある湯です。
お風呂は内湯1と貸切り風呂×1です。浴室はあまり大きくはなく、5〜6人が入れる半円形の浴槽に黄緑色の硫黄泉が溢れています。湯加減はやや熱めながら心地よい温度です。白い湯の花が大量に沈殿しています。川渡共同浴場系の湯ですが、少し湯の透明度は高いようです。湯の肌触りは申し分なく浸かっているほどに疲れが取れていくような感じがします。温泉に入りすぎて疲れた体を温泉に浸かってとるというのも変ですが、ここの湯はそういう効能もありそうです。外観は現代的になってしまいましたが、湯は十分に満足のいくもので、新しい湯治宿として大いに期待したいと思いました。
後でよそで聞いた話によると、以前「高東旅館」には馬場温泉の共同湯のようなものが存在し、しかも湯もそっくりだったそうです。この旅館、家族連れでいっても違和感はないので、そのうちここを拠点に鳴子温泉を探訪してみたいと思います。もちろん共同湯の源泉の行方も。この設備で自炊湯治が2,600円からとは驚きでした!。
(1998/12/29/PM5:00)

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