越後屋旅館

鄙びるところまではいっていない中規模の旅館です。お風呂は２つあり男女が日替わりです。私が行ったときは男湯は川渡共同湯と同じ源泉が引かれていました。もう一方は単純泉のようです。

浴室は内湯×１で１０人程度は入れる広さです。薄濁黄緑の湯が溢れています。しかし、こちらの方が共同湯より濃く感じられます。多分あまり加水していないためであると思われます。水を入れる代わりに樋のようなものを浴槽の縁に渡してお湯を通し、湯船に湯がいっぱいだとそのまま外に捨てられ足りないと湯船に流れるように工夫しているせいだと思われます。ただし、湯の鮮度は共同湯が上ですので好みが別れるかもしれません。

湯はぬめりがあり、湯の華も多く浴槽の底は湯の華が沈殿しており滑りやすくなっています。さほど鄙びた旅館ではないですが応対も気持ちよく感じの良い旅館でした。せっかくなので単純泉のほうも是非入ってみたいです。(1998/07/10/PM6:00)

泉温	：54度C	pH	7.2	総成分	1,143.9mg/kg
色	：薄濁黄緑色	臭い	：硫黄臭	味	：薄硫黄味	ケロリン桶