隼人温泉


隼人温泉 「富の湯」 大人:300円 AM9:00-PM10:00
源泉名 :隼人(南部)11号
泉質 :ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性温泉)
泉温 :52.2度C pH 6.8 成分総計 18,630mg/kg   (Mg:229.4,M:3.8,Fe:0.8,H2S:0.1)
:笹濁り 臭い :微硫黄臭+金気臭 :塩味+苦味      
 
隼人町にある温泉施設ですが、あんまり宣伝していないのか土曜日の午後だというのにガラガラでした。今回の鹿児島遠征の締めのお湯として最後に強力な温泉と思われるここのお湯を取っておきましたが、結果はどうでしょうか?
「富の湯」は隣接する「浜之市ふれあいセンター」で入浴料金を払います。公共の入浴施設としては小規模と言ってよい大きさです。お風呂は内湯×2があります。ほぼ同じ大きさの5〜6人が入れる浴槽が並んでいます。やや熱めの浴槽とややぬるめの浴槽に分かれています。
熱めの浴槽がいいです!浸かった瞬間に身体中がピリピリしてくる感じで段々皮膚が痛くなってくるような気がするほどです。これほど凶暴なお湯に浸かったのは凄く久しぶりです!お湯の成分がガンガン攻め立ててくるような感じがします。湯温はそれほど高くはないのですが、物凄く熱く感じてしまいます。肌触りもぬるりとしたところもありますが、剛直で入り心地はすこぶる良いものがあります。うーん、参ったなあ!この感じはかつて青森の下北半島の”強食塩泉軍団”と闘った時を思い起こさせるものがあります。
この日の湯巡りは単純泉系のやさしい温泉ばかりに浸かっていましたので、この強食塩泉はビシッと身体に響いてきました。「ぬる湯」はかなりぬるめでゆっくり落ち着いて浸かることができます。ぬめり感はこちらはかなりあり肌触りもとても滑らかです。とろんとした感じもありこれはこれで悪くはありません。
「あつ湯」を出たり入ったりしていると太ももの辺りが真っ赤になってきました。もうこれで最後と言い聞かせて100まで数えるまで入り、暫く休みます。しかしまた入りたくなってしまい同じ事を繰り返してしまいます。浴後にヘロヘロになってしまったのは言うまでもありません。
久しぶりにこの手のガツンとくる泉質に浸かったのでエラク感動してしまいました。あまり一般受けするとは思えないこの「あつ湯」槽がいつまでも残ってくれるといいなと思います。それにしても素晴らしいお湯でした。食塩泉系の王道を行くお湯だと思います。ここは食塩泉好きにはマストと言っていいお湯だと思います。(2005/11/26/PM4:00)

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