番外編


****温泉 昭和湖
泉質 :酸性硫黄泉?
:青味白濁 臭い :硫黄臭+明礬臭 :?      
 
岩手県の須川温泉から栗駒山に登る途中に昭和湖と名づけられた小さな湖があります。これが凄いんです。何が凄いかと言うと青みがかった綺麗な白濁した色をしている上に、湖面からは硫黄臭がぷんぷん香るのです。どう見ても湖全体が温泉だとしか思えません。日本一巨大な野湯かもしれません。(笑)

入ってくださいと言わんばかりの状態ですが、危険なので立ち入り禁止の看板があちらこちらに立っています。うーん、惜しい。ロープを越えて手だけでも付けてみたいです。冷たいのか、生ぬるいのか、あったかいのかとても気になります。

湖面を目を凝らしてじっと見ていると何ヶ所かでぶくぶくと気泡が底の方から湧いてきます。ひょ、ひょっとして足元自噴でしょうか!思わず興奮してしまいました。それにしてもうっとりと見とれてしまう光景です。多分この湖は強酸性泉なので、泳いだらお湯が目に染みるんでしょうねえ。

見れば見るほど綺麗な色で吸い込まれそうです。どれぐらいの深さなのでしょうか。ああ、気になります。一度でいいから入ってみたいです。今回は家族連れな上登山がメインなので断腸の思いで何もせず去ることにしました。帰り際、「あら、入っていかないの?男なら入っていったら?」と湖の女神が私に語りかけてきたような気がしました。  その後数日間この湖の夢を見続けてしまいました。しかし、ホントどうなんでしょうね、この湖の温泉の状態は。未だに気になっています。(2004/08/09/AM10:30)

岩手の温泉へ戻る