豊富温泉


豊富温泉 「ふれあいセンター」 大人:420円 AM8:30-PM9:30
(湯治湯)
源泉名 :豊富温泉R1A号井(豊富町字サロベツ1988-2)100L/分
泉質 :ナトリウム-塩化物泉(弱アルカリ性高張性低温泉)
泉温 :32.8度C pH 7.6 成分総計 11,170mg/kg (Mg:30.4,Fe:6.4,Br:16.3,I:9.9) 
:薄黄土色濁 臭い :アブラ臭 :塩味      
 
日本一のアブラ臭温泉という評判の「豊富温泉」をついに訪れることができました。ここは元湯で一番濃い源泉を堪能できるとのことです。外観はとんがり屋根のかわいらしいミニセンター系のフンイキです。早速アブラ臭が爆発しているという「湯治湯」の浴室に向かいます。「湯治湯の」お風呂は内湯×2があります。
温泉が張られたものと上がり湯とがあります。温泉が張られた浴槽は8〜9人が入れるもので、薄黄土色濁のお湯が溢れています。お湯の表面に米ぬかのようなお湯の成分が大量に浮かんで漂流しています。(分かりにくいですが右の写真です)またお約束の油膜もしっかり張っています。しかし、個人的に尋常じゃないほど期待していた強アブラ臭はそれほどは感知できません。ありゃりゃ、期待はずれかな?コールタール状のアブラ臭はしますがあまり強くはありません。
しかし、ここはお湯そのものがアブラ混じりなのです。お湯とアブラ分が一体となっているのです。したがってお湯に浸かり続けていると文字通りオイリーにアブラまみれになってきます。皮膚の表面がギトギトしてきます。それにつれて自分の身体からしっかりアブラ臭が感知できるようになってきます。お湯はぬるめのとろりとしたもので、浸かり心地がとてもよいのでいつまでも浸かり続たくなります。
お湯がぬるいので食塩泉特有の攻めてくるような感じはありませんが、じわじわとお湯の成分が皮膚に染み込んでくるようです。十分にアブラまみれになり、アブラ臭ぷんぷん男になってお湯から上がりましたが、足の裏がアブラでつるつるして歩くのに困ってしまいました。こんな体験は初めてです。それにしても噂に違わぬ個性的なお湯だと思います。ここの場合上がり湯はあった方が良いと思います。でないと体中がべとべとで下着がギトギトになってしまします。ひょっとすると皮膚呼吸も危ないかもしれません。アブラまみれなのでタバコを吸う人は特に注意が必要かもしれませんよ。

(一般浴場)
源泉名 :RA1号井、R4号井・R9号井混合泉(豊富町字サロベツ1988-9)
泉質 :ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(高張性アルカリ性冷鉱泉)
泉温 :20.2度C pH 7.9 成分総計 14,290mg/kg (Mg:48,Fe:2.3) 
:薄黄土色 臭い :アブラ臭 :塩味      
 
「一般浴場」は15〜6人が入れる広さのものでジャグジーが付いています。「湯治浴場」からこちらに浸かるととてもお湯が熱く感じます。熱い分入り応えはあります。アブラ臭はは感知できますがそれほど強いものではありません。お湯は断然「湯治湯」の方が濃い感じがしますが、こちらも悪くはありません。ジャグジーでアブラ臭が拡散されて香ってきます。ここを出るときは手の表面がピカピカつるつるになっており、お肌系にはかなり良いのではないかと思います。
右の写真は源泉の湧出地で「ふれあいセンター」の真横にあります。同じ敷地からホントの石油だかガスも採掘しているようです。やはりここは石油になりそこなったできた温泉のようです。熊谷温泉をご覧のアブラ臭好きのテロリストの皆さんは間違っても、豊富温泉でアブラまみれになって自爆テロ活動をするなんて計画はしないでくださいね。マジでお願いします。(2003/09/13/AM8:30)

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