雌阿寒温泉「旅館・景福」

雌阿寒温泉にある足元自噴宿です。以前から一度は訪れてみたいと思っていましたが、今回ようやく念願がかないました。ゆっくり、またーりとお湯を楽しむために今回は素泊まりで宿泊です。もっと鄙びた宿を勝手に想像していましたが、それほどでもありません。お風呂は内湯×１と露天×１があります。

内湯は７～８人が入れる浴槽にぬるめの源泉が注がれています。浴槽内に玉石が敷いてあり、その石の下から熱めに感じるお湯が少しずつですが湧き出ています。正直言って浴槽内のお湯が全部足元自噴なのかと思っていましたが、湧出量が少ないのか浴槽の上にある湯口から源泉が足されておりちょっと残念です。

浴槽内のお湯はやはり鮮度が抜群によく、浸かっていて気持ちがとてもいいです。小石の間から熱めのお湯が湧き出ておりお尻に当たるとちょっとアチチです。お約束の湯玉はごくたまにポロローンと出てきますが、他の足元自噴泉に比べると回数は少なめだと思います。

そしてお湯に浸かっていると少しですが気泡が身体にくっついてきます。勿論浸かり心地は抜群に良いです。肌触りは滑らかでつるり感もありお湯の成分が控えめながらも主張している感じです。

あまりに心地が良いので、お約束のトドになります。浴槽の縁で背中にお湯の流れを感じながらトドになっていると、ふーっつと声が漏れるほど気持ちがいいものです。ほんのりした硫黄臭を浴びながらトドになっていると、やっぱりこのよさは言葉になりませんね。（笑）

露天はかなり広く１５～６人が入れるものでここのお湯は青味白濁しています。お湯はややぬるめでちょっと物足りませんが、それでも開放感があり気持ちがいいです。硫黄臭もそこそこあり、ゆったりと浸かることができます。ここのお湯は男湯（内湯）→女湯（内湯）→露天と流れてきたものですが、新しい源泉が投入されていることもありそれほど劣化した感じはしません。翌朝はお湯を入れ替えたせいか無色透明になっていました。（2006/07/15/Deep Midnight）