万座温泉


万座温泉 「万座温泉ホテル・日進館」 大人:1,000円 小人:500円 AM10:00-PM3:30
万座温泉ホテルにはたくさんお風呂があります。特に日進館は万座でも一二を争う質の高い湯だとお思います。ホテルの入り口の左手にあるのが「長寿の湯」と呼ばれているもので、内湯3つと半露天2つがあります。内湯はそれぞれ姥湯・ささ湯・姥苦湯と名前がついています。

左の写真は日進館です。


(長寿の湯・姥湯・ささ湯・姥苦湯・極楽湯)  

源泉名 :姥古湯 
泉質 :酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
  :(酸性低張性高温泉)    
泉温 :68.5度C pH 2.4 成分総計 1,353mg/kg
:薄白濁 臭い :硫黄臭 :酸味  
               
それぞれ木の湯船でうすく白濁したお湯があふれています。それもそのはず水を随分足しており、かなり源泉を薄めているようです。もったいない!もったいない!私には名前のついたそれぞれのお湯の違いがよく分かりませんでした。半露天の方は小さな湯船が2つ並んでおりホテルのテラスから少しはみ出した感じです。特に展望もいいわけではありません。
一旦ホテルから出て下の方に降りていくと露天風呂の「極楽湯」があります。ここも水が足されていますが、露天ということも有り内湯ほどではありません。なかなか展望もよく、気持ちの良い露天風呂です。

(ラジウム北光線)  

源泉名 ラジウム北光線 
泉質 :酸性・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
  :(酸性低張性高温泉)    
泉温 :80.6度C pH 2.6 成分総計 1,589.3mg/kg
:白濁 臭い :硫黄臭 :酸味  
               
「極楽湯」から更に下に降りていくと「日進館」の内湯があります。何といってもここが万座温泉のメインでしょう。お風呂は3つの湯室にわかれています。入り口から一番奥にあるのがラジウム湯です。気持ちぬるめの白濁したお湯が満ちています。ここは湯船が一つだけです。効能に風邪に効くとありました。風邪気味だった私はちょっと浸かっただけで、治ったような気がしました。とても成分が濃そうで何にでも効きそうです。

(鉄湯)  

泉質 :含食塩・硫化水素泉(緊張性酸性高温泉)
泉温 :75度C pH 2.7 成分総計 2,703mg/kg
:白濁 臭い :硫黄臭 :酸味  
               
真ん中にあるのが滝湯・鉄湯・真湯です。滝湯は熱めのお湯が上から打たせ湯のように湯船に注いでいます。これはやっぱり打たれながら入るべきなのでしょうか?真ん中が鉄湯です。白濁で温度は普通ですが何かじわっとくる感じがします。真湯は透明な冷たい水?のように思えましたが、違うのでしょうか?

(苦湯)  

源泉名 湯 
泉質 :硫化水素含有酸性明ばん泉
泉温 :79.5度C pH   成分総計 1,287mg/kg
:薄白濁 臭い :硫黄臭 :酸味  
               
入り口から一番手前が苦湯です。白濁した熱めの湯が2つの湯船に満ち満ちています。うーん!これはいいなああ。いやあ久しぶりですね。このような濃厚なお湯に浸かった感じというのは。お湯が熱いので長時間浸かると言うわけにはいきませんが、何度も何度も入ってしまいました。湯船の外に仰向けに寝て子供達にお湯をかけさせましたが、これがまたとっても気持ちが良かったです。

(1997/10/21/PM1:00)


1年ぶりに「日進館」の苦湯を楽しみに行ってみました。が今回は期待外れでした。去年は湯温はかなり熱く歯を食いしばりながら濃厚な湯を楽しみました。しかし今回は温い上に薄かったのです。苦湯だけは水を足さない源泉100%の湯だと信じていたのでショックでした。ちょうどラジウム北光泉の湯の温度調整をしていた従業員の方に質問してみました。
Q:「あのお。ラジウム北光泉は水を足しているんですか?」
A:「そうです」
Q:「でも苦湯は水をたしてませんよね・・」
A:「もちろん足してます!(きっぱり)。あんた、水足さなきゃ熱くて入れないじゃな いの。でも今日は水を入れすぎたかも。そのうち熱くなるよ!」

というわけで去年の感激はいっぺんで吹き飛んでしまいました。午後も遅くなると濃厚な熱い湯になるのかなあ。今回入った苦湯なら、「豊国館」の湯のほうがずっとずっと良いです!(きっぱり)

ほんとうは万座温泉をもっと探検しようと思っていましたが、元気がなくなり次に向かいました。(1998/10/23/AM10:30

 

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