草津温泉


草津温泉 「泉水館」 大人:700円   AM10:00-PM6:00
源泉名 :君子の湯(草津町大字草津487)
泉質 :酸性明ばん硫化水素泉
泉温 :55度C pH 1.8    
:無色透明/薄白濁 臭い :薄硫黄臭+薄明礬臭 :酸味      
 
草津温泉でも数少ない独自源泉を持つ宿の一つです。外観からしてなかなか雰囲気が素敵です。そこはかとなく歴史を感じさせる門構えです。お風呂は内湯×2があります。
6〜7人が入れる四角いものと4〜5人が入れる台形のものが並んでいます。ここの源泉は「君子の湯」と呼ばれ三代将軍家光の頃から存在したらしいです。大きい方の浴槽のお湯は無色透明のややぬるめのもので、ややあっさりした感じがしますが入浴感はすこぶる良いです。浴室の雰囲気がとても良いのでお湯の良さが増しているような感じです。
小さい方は薄く白濁気味でやや熱めのお湯です。こちらも入り心地の良いもので肌触りも良く、なかなか良い湯の感触があります。女湯は浴槽が桧造りなのでさらに浴感は良いのではないかと思われます。
また、ここの旅館には宿泊者専用の貸し切り風呂があります。宿のご主人のご好意により見学だけさせていただきましたが、これが素晴らしいものでした。宿の庭の中に作られた19番目の共同浴場といった雰囲気の湯小屋です。
4〜5人が入れる桧造りの浴槽に君子の湯源泉が溢れています。うーん、すぐにでも浸かってみたいです。これを見学だけとは辛いものがあります。宿の方の対応もとても親切で、機会があれば宿泊したいと思いました。(2001/09/21/AM11:00)


再訪(宿泊)

源泉名 :君子乃湯
泉質 :含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)
泉温 :46.8度C pH 2.2 成分総計 1,400mg/kg   (Fe:10.9,Al:40.2,H2S:3.0,Mg:28.7)
:薄白濁 臭い :硫黄臭 :強酸味      
 

以前立ち寄り入浴で気に入ってしまいいつの日か宿泊したいと思っていた「泉水館」にようやく泊まることができました。ここは草津の旅館の中でも数少ない独自源泉を持つ宿の一つです。ここの独自源泉は「君子の湯」と呼ばれています。
今回のお目当ては日帰り入浴では不可で宿泊者しか入れない中庭にある貸切の湯小屋です。以前日帰り入浴をした時に見学だけさせていただいたのですが、その佇まいの素晴らしさにうっとりと見とれたものでした。
チェックイン早々さっそくお目当ての湯小屋に向かいます。ただこの湯小屋に入るためにはフロントで鍵を借りないといけません。以前見たとおりの湯小屋がそのまま建っており、ちょっぴり胸がキュンとなります。
浴室は脱衣所一体型で全てが木でできている素敵なものです。4〜5人が入れる浴槽に薄く白濁気味のお湯が掛け流しになっています。この時期はお湯が冷めてしまいますので、それを防止するため浴槽の半分に木製の蓋が付いています。
お湯はややぬるめで柔らかな肌触りにもかかわらずピリリとくる力強さもあり入り心地はとても良いです。浴槽の底には白い湯花がたくさん沈殿しており、人が入ると気持ちが悪いくらい舞い上がってきます。ここのお湯は硫黄臭がかなり強くお湯にとっぷりと浸かっていると鼻孔にやさしい硫黄臭が漂ってきてとても気持ちがいいです。ぬるめなこともありゆっくりとこの素晴らしいお湯に浸かることができます。
しかも貸切で独占して浸かることができるのですから言うことはありません。草津温泉のお湯にこれだけたっぷりと浸かったのは久しぶりです。浸かりすぎて足の皮膚がヒリヒリするくらいでメモをとるペンも滑ってしまいます。(笑)この貸切湯小屋はあまり入る人がいないのでほとんど私が独占して浸かることができました。なんと言う贅沢なのでしょうか。
今回は家族で宿泊しましたが食事もなかなか美味しい料理が出てきました。一般的な旅館料理とは一線を画した丁寧に調理された料理が一品ずつ運ばれてきます。これはなかなか嬉しい心遣いです。
群馬県の地元の素材ではなく海の素材が多かったのは惜しいですが、十分に美味しくいただくことができました。ただ量はやや少な目かもしれません。
本館のお風呂はあまり入らなかったのですが、鮮度の良いお湯が注がれており気持ちが良かったです。ややぬるめなのが惜しいです。
チェックインした時は白濁気味のお湯でしたが、朝に入る時はほぼ無色透明になっていました。浴槽の底には白い湯花がたくさん沈殿していました。やはり草津のお湯はいつ行ってもスバラシイです。ここはじっくりと宿泊してお湯を楽しむべき宿だと思いますよ。(2007/03/31/PM8:00)

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