湯ノ花温泉


湯ノ花温泉 「紅葉館」 (宿泊)    
泉質 :単純泉
:無色透明 臭い :微硫黄臭 :微甘味      
 
湯ノ花温泉にある小規模な温泉旅館です。と言っても外観を見る限り、ほとんどペンション風です。内部も旅館+ペンション+民宿を足したような感じです。お風呂は宿の外に専用の湯小屋としてあります。
宿から少し渓流を降りたところに地元民専用の共同浴場を思わせる湯小屋があります。宿のご主人の手作りのものだというから驚きます。お風呂は内湯×1で、基本的に内部から鍵を掛けて貸し切りで利用することになります。
5〜6人が入れる岩風呂風の浴槽に無色透明の清んだお湯が溢れています。お湯がゴボゴボと間欠泉のようにパイプから吹き出ています。この源泉も宿のご主人が手掘りしたものだというからまた驚いてしまいます。湯小屋の直ぐ下の河原から湧いているということです。お湯は透明度のとても高い清みきったもので、肌触りがとてもやわらかです。

とにかく湯小屋の雰囲気がとても素晴らしく、渓流の流れる音とゴボゴボというお湯の音を聞きながら、深夜そして早朝に一人で入るお湯は格別な良さがあります。うーんいいなあ、堪りません。何ということもないお湯のような感じですが、新鮮でこんこんと溢れるお湯にとっぷり浸かっていると心が洗われるような感じさえします。浴後のお肌のつるつる感もなかなかのものがあります。

今回は家族と宿泊しましたが、宿泊してもなかなか素晴らしい宿です。全部で5部屋とこじんまりしているためサービスが行き届いています。食事は食堂でいただきます。地元のものを丁寧に料理して出してくれますので満足度は高いです。山菜の季節には少し早いということで期待したほどは登りませんでしたが、岩魚の刺し身はほんと美味いです。

最後に宿の女将の手打ちの蕎麦がでますがこれが絶品です。こしのある蕎麦をたらふくいただくことができます。それにしてもこれだけの料理が出て大人2人子供2人で宿泊して3万円でお釣がくるとはとてもリーズナブルな料金です。今度は秋のキノコの季節にでも来てみたいと思いました。(2001/05/03/PM9:00)


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