西山温泉


西山温泉 「旅館新湯」 大人:500円   (宿泊)
西山温泉では鄙びてはいない旅館です。温泉の入り口にあります。新館はかなり小奇麗で一般の人でもOKです。実は以前、湯破隊のご一行さまが入浴をお願いしたことがありましたが、何かと理由をつけて断られてしまったことがあり今回は万全を期して宿泊することにしました

(男湯)

源泉名 :荒湯
泉質 :塩化物泉
     
泉温 :54度C pH 6.7 成分総計 2,343mg/kg    
:無色透明 臭い :薄硫黄臭 :薄塩味      
 
男湯はリニューアル済みの小奇麗な浴室です。浴槽はタイル張り、浴室は木がふんだんに使われ天井も高く、湯小屋としての雰囲気は良いです。お風呂は内湯×1で7〜8人が入れる広さです。無色透明の湯が掛け流しになっています。やや熱めでピリッとくる湯が皮膚を引き締めてくれます。浴感は十分にあります。肌触りは滑らかでぬめり感があり、湯の成分が身体を包み込むような感覚になります。ほんのり硫黄臭もあり心地よさが残ります。浴槽から溢れ出る湯を浴びながらトドになりました。外は雪で寒々としていますが、浴室で一人のんびりトドになり幸福感を味わいました。

(女湯)

源泉名 :新湯
泉質 :塩化物泉
     
泉温 :71.2度C pH 6.7 成分総計 4,754mg/kg   H2S:3.8
:無色透明 臭い :硫黄臭 :塩味      
 
私以外宿泊者がいなかったので、宿の人に断り女湯を借りることにしました。女湯は男湯から離れた所にあります。急な階段を降りて行くアプローチに期待感が高まります。浴室に入ってちょっと驚きます。男湯とはえらい違いで、おそらく昔のままの浴室浴槽です。コンクリートむき出しの浴槽が2つ並んでいます。同じ大きさで2〜3人が入れる広さで、温度差があります。この浴室・浴槽の鄙び具合は湯治場の雰囲気です。(外観は右下の写真)
お湯は男湯とは異なり、この旅館の独自源泉の新湯が引かれています。浴室のすぐ傍から湧いているようです。この新湯源泉、男湯の荒湯源泉よりずっと良いです。硫黄臭も強く、肌触りが何とも言えず心地の良いもので、ぬるぬる感とつるつる感を足したぬるつる感が強いです。湯量を調節して適温になっており、長湯できます。荒湯に比べやわらかなやさしい感じの湯ですが、とろみ感もあり入浴感はこちらのほうが上です。また茶褐色の湯花も舞っており、浴槽も深くじっくりとお湯を堪能できます。湯の注ぎ口ではちょっぴりアブラ臭もします。
今回は9000円の予算で宿泊させていただきましたが、6000円ぐらいから泊まれるようです。左は料理です。一般的な旅館の料理ですが量がとても多く、食べきれませんでした。(2000/01/28/PM10:00)

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