ゆもとや

鄙びのかけらもない、かなり立派で大きな温泉旅館です。このような所にはめったに近づかないのですが、なんとなく訪れてしまいました。玄関というかロビーで靴を脱ごうとしたら、「靴のままでいいですよ」と言われ赤面してしまいました。

お風呂は内湯×１と露天×２があります。内湯はバリバリの循環濾過湯で無色透明・無味無臭の温泉とは名ばかりの、ただのお湯です。露天は源泉を加熱したものと源泉そのままのものとがあります。

加熱湯は長方形の桧風呂となっており、冬は木製の蓋がしてあり、自分で開けて入ります。お湯は金気臭があり笹濁りで、加熱のせいかとろっとした感じもします。赤い微小の湯花もあります。浴感はまずまずです

もう一つは木製の円形のもので５～６人ぐらいが入れる広さです。多分源泉のままと思われる湯が注がれており掛け流しになっています。湯がごぼごぼと注ぐ度にピチピチと炭酸がはじける音がします。ぬるいので一旦浸かるとなかなか抜け出れません。雪をながめながらぬるい湯に浸かりつづけるのもなかなか良いものです。

外観からハズレを予感しましたが、まあまあといったところでしょうか。奇麗系の旅館が好きでお湯もそこそこのが良いという方にお勧めしておきます。（2000/01/29/PM2:30）

泉質	：ナトリウム-塩化物-炭酸水素塩泉（含重曹-食塩泉）
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