白鳥温泉


白鳥温泉 「春木屋」 大人:円 小人:円 AM-PM
源泉名 :(いわき市常磐下湯長谷町木前85
泉質 :含硫黄-ナトリウム・塩化物・硫酸塩泉
  :(低張性弱アルカリ性高温泉)    
泉温 :58度C pH 7.68 成分総計 1,811.6mg/kg
:微白濁透明 臭い :硫黄臭 :硫黄味    
               
いわき湯本の温泉街から離れている割には大きな旅館です。いわき湯本温泉とは別の白鳥温泉という括りになっています。お風呂は露天×1と内湯×2があり、それぞれ源泉が異なっています。
(内湯その1)

もともと白鳥温泉は鉱泉宿で、まだその鉱泉風呂があります。大正4年に作成された成分表によると珪酸を多量に含む泉温13度の単純泉ということでした。お風呂は小ぶりな岩風呂風になっており無色透明無臭のお湯で、少し沈殿物がありました。入った感じは普通のお湯の感じですが上がった後は体が火照って汗が吹き出しました。やはりただの水を沸かしたのとは違うようです。

(内湯その2)

硫黄の匂いがプンプンしたやや薄緑がかかったお湯で、正方形の湯船の真ん中から熱めのお湯が溢れています。茶褐色の湯の花も舞っており、お湯の感じも濃い感じがしたすばらしい硫黄泉です。とても湯量が多く、新鮮な源泉に思う存分触れられます。こんな海の近くで本格的な硫黄泉に出会うとは嬉しい誤算でした。源泉は常盤下湯長谷町となっていますので、いわき湯本温泉とは湧出地は違うようです。ハワイアンズと同系統の湯でしょうか。

(露天風呂)

露天風呂は一旦外に出て階段を上った所にあります。大きな庭の斜面に造られた岩風呂で中々雰囲気が有ります。湯船からの景観はイマイチです。ここは混浴で脱衣所も男女別になっていないので女性には厳しいです。但しバスタオルを巻いて入ってもOKだそうです。肝心のお湯はここもちょっぴり白濁の硫黄臭たっぷりの硫黄泉で、大量の白い湯の花が舞っていました。お湯が温めだったことも有り1時間ぐらいゆっくり浸かって、思いっきり硫黄線を楽しみました。源泉は内湯とは別の住所でした。露天風呂のまわりの木が桜なので春先がお勧めかもしれません。

左の写真は旅館の駐車場にある飲泉所です。

「春木屋」の隣の敷地は有名な「馬の温泉」で、馬の入浴シーンを初めて見ました。とても気持ちよさそうに競走馬が温泉(しかも硫黄泉)に浸かっているのを見ると羨ましくなりますが、彼らの過酷な運命を考えるとゆっくり温泉で休んで再起して欲しいと思いました。(1998/01/04/PM4:30)

(注)お風呂の写真はパンフレットからとりました。


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