田代元湯温泉


田代元湯温泉 「田代元湯」
泉質 :芒硝泉
:無色透明 臭い :芒硝臭/鉄臭 :薬味/鉄味      
 
青森県の温泉ファンになって以来ずっと気になっていた温泉の一つですが、私にもようやく訪れることができました。元々は旅館だったのですが、廃業後も熱心なファンが浴槽を手入れして大事に使ってきたとのことです。
昔に比べるとこの「田代元湯」へは随分楽にアプローチできるようになったそうで、確かに最寄の幹線道路から十数分歩くと目指す場所に到着しました。専用のつり橋を渡っていくアプローチが素晴らしいですが、よくこのつり橋がもっているものだと感心してしまいます。つり橋のたもとには警告板も掲げられています。熊なども出没するのでしょうか?
現在の「田代元湯」のお風呂は元内湯×1と露天×1があります。他にも入れそうな浴槽もありましたが、かなり野湯っぽいのでチャレンジしませんでした。1ヶ所は足元自噴で湯玉がポコポコと湧き出ているものでしたが、いかんせん足元ズブズブ・ヌラヌラ系なので断腸の思いで断念しました。
元内湯は木で縁取りされたもので6〜7人が入れる広さがあります。かなり熱めに感じるほぼ無色透明のお湯が溢れています。何とか入れそうな湯温でしたので「えいっ!」と気合を入れて浸かってみました。体が湯温に慣れてきてそれほど熱くは感じなくはなりますが、それでもかなり熱いです。(笑)
ピリリと体が引き締まる力強い感じのするお湯で、入浴感はかなり良いです。肌触りは普通ですが鮮度の良い熱めのお湯に浸かっていると、何とも言えないくらい良い気分です。とりまく環境もスバラシイく、ここが廃業した旅館のお湯だというのは何とももったいないことだと思います。お湯からは芒硝系の臭いが香り心地がよいです。
露天はかなりアチチの源泉が注がれており、また小川の水も流れ込んでおり全体としてちょっとぬるめになっていました。浴槽の底がちょっぴりぬるぬる系でしたが砂の部分も結構ありましたので、私でも落ち着いて入ることができました。ここのお湯は金気臭のするお湯で、肌触りも少しのキシキシ感がある感じでした。(2007/11/04/AM6:30)

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