大鳴沢温泉「大鳴沢温泉」

久しぶりに出会った本格派の鄙びた温泉旅館です。最初外観からして廃業してしまったのかと思い引き返そうとしてしました。でもせっかくここまで来たのだから確認だけはしてみることにしました。玄関に手をかけると何と開いてしまい声をかけてみると、何やら人の気配がします。奥のほうからご主人が出てきて、入浴は可能とのことで一安心です。あわてて帰らずに良かった、良かった。お風呂は内湯×２があります。

３～４人が入れる加熱？したものと５～６人が入れる源泉のままのぬるいのとがあります。色は光の加減で綺麗な紅茶色をしているように見えます。源泉のぬる湯は小さな気泡がたくさん舞っており、じっとしているとアワアワになります。とにかくここはぬるいので、青森県の強豪揃いの温泉をハシゴした身体には思いがけず心地が良い感触がします。特別に良いわけではないですが、正直身体がホッとしているようです。ここの宿の鄙び具合はなかなかのものです。ガムテープで至るところが補修されており、その使用量はかなりの量になるのではないかと思われます。１０ヶ所ぐらいあるカランからは源泉が常時出しっぱなしになっており、これが一番新鮮な源泉のようです。浴槽のお湯は循環しているという噂がありますが、ホントなのでしょうか？とてもそんな費用のかかることをしているとは思えませんでしたが・・・。（2002/08/15/PM1:30）