むつ矢立温泉


むつ矢立温泉 むつ矢立温泉 (宿泊)
源泉名 :むつ矢立温泉(むつ市田名部字矢立山50)
泉質 :ナトリウム-塩化物強塩泉
泉温 :51.5度C pH 7.2. 成分総計 18,330mg/kg   (Mg:238.1,Fe:2.6)300L/分
:薄ささ濁り 臭い :薄金気臭 :強塩味+苦味+渋味      
 
むつ市にある温泉施設で宿泊もできますが、公衆浴場がメインのような感じがします。この一帯でゴルフ練習場や貸しロッジなど手広く経営を行っているようです。今回は下北半島湯破の秘密基地として素泊まりで宿泊することにしました。
お風呂は内湯×1があります。浴槽の中心部に太い柱が建っておりそれを取り囲むように浴槽があります。浴槽の広さは15〜6人が入れるもので柱の下の方から源泉と水が噴出しています。お湯は熱めに感じるのもので、浸かった瞬間にガツンときます。ピリリとくる感触とともにぬるつる感のあるお湯の肌触りが心地よいです。浸かり続けているほどに心地よさが増してきます。
お湯の成分が直接皮膚に染み込んでくるような感覚もあります。とにかく強烈な浴感のためクタクタに疲れてしまいます。しかし、浴後が大変だと思いつつも浸かり続けてしまいます。物凄く濃いわけではありませんが、何か身体の芯に訴えかけてくるものがあり、ひたすら浸かり続けてしまいます。浴室内に木枕が置いてあり、場所さえ確保できれば思う存分トドになれます。高い天井を見上げながら、朦朧とした意識の下でトドになっていると何とも言えないシアワセを感じてしまいます。そう、こんな時にホント温泉好きでよかった!(他人がなんと言おうと)と思う瞬間であります。浴後は汗が吹き出してホントに大変です。なかなか身体の火照りがおさまりません。
今回は宿泊したのでゆったりと3ラウンドほど浸かりましたがその度ごとに大量の汗が吹き出てくると同時に、ぐったり疲れも出てきます。せっかく今回は倒れるまで入り倒そうと宿泊したのですが夜の10:00〜6:00はお湯の入れ替えのため宿泊者も入浴できないのが惜しいです。温泉好きとしては日帰り入浴客のいない深夜に一人ゆったりとトドになりながらお風呂に入りたいものです。ここは日帰り客にも人気が高いらしく、ひっきりなしにお客さんが来ているようでした。早朝から深夜まで必ずお客さんがいました。翌朝、日帰り客の方が私より早く入浴していたのには驚いてしまいました。私は近くにこのような施設があったら朝一番ではまず入らないと思います。とにかく強力なお湯を思い切り堪能できる素晴らしい施設だと思います。(2002/08/16/PM8:00)

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