黄金崎不老不死温泉


黄金崎不老不死温泉 「不老ふ死温泉」 大人:600円(新館利用) AM8:00-PM8:00
源泉名 :黄金崎不老不死温泉
泉質 :ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性中性温泉)
泉温 :50.2度C 成分総計 23,690mg/kg   (Mg:895.4,Fe:13,Br:22.6)
:茶褐色/黄土色 臭い :薄金気臭 :塩味+苦味      
 
10年ぶりに「不老ふ死温泉」を再訪してみました。前回は温泉に興味を持ち始めたばかりの頃に宿泊で来ましたので、何かとっても懐かしい気がします。何度か宿泊しようと試みたのですが、なかなか宿泊の予約が取れず日帰りでの再訪となりました。
今回訪れたときは午前中ということもあり、まだかなり空いていました。まずは混む前に有名な露天風呂に入ります。お風呂に囲いができたのと混浴と女性専用の浴槽ができていたのが前回との大きな違いです。混浴の露天は昔と同じでひょうたん形の浴槽です。
明るい黄土色のお湯がなみなみと張られています。波打ち際にあるため、時折ホンモノの波しぶきが湯船に飛び込んできます。お湯はぬるめでとろみ感のあるお湯で、入り心地はとてもよいです。ロケーションが素晴らしいのでお湯はどうでもいいように思われがちですが、お湯もしっかりとした良いものです。ぼおーっと雄大な海と押し寄せる波と潮の香りを嗅ぎながら入る露天風呂は格別のものがあります。
最近やたらと雑誌やTVで紹介されてしまい、かなりメジャーになってしまっていますが、温泉自体は何も変わっていなくて雰囲気も抜群に良いです。これならマスコミで絶賛されてもおかしくないと思います。お湯からは金気臭と潮の香りがブレンドされた複雑な臭いが感知できます。
新館の内湯は立派な浴室に改装されておりびっくりしました。温泉ではないジャグジー風呂がついています。ここの浴槽も赤茶色の源泉が張られています。12〜3人が入れる広さです。ここのお湯が良いです!ちょっと熱めに感じるお湯は浸かった瞬間にガツンとくる湯でいきなりノックアウトされそうになります。負けてなるものかと歯を食いしばり浸かり続けますが、ふうーっと溜息をついて上がってしまいます。これは強力だなあ。
多分ほとんど加水もしていない源泉100%のお湯ではないでしょうか。源泉の持つ素晴らしさがジンジンと身体中に伝わってくるようです。露天はぬるめなのでまろやかなお湯になっていますが、内湯は凶暴な感じさえするものです。ホントこれはいいです!!本館のお風呂にも行こうかと思いましたが、露天とこちらの内湯で満足しましたのでパスしました。
久しぶりにこれほど力強い感じの温泉に浸かったような気がします。旅館はメジャーになり随分と綺麗になりましたが、お湯使いは昔と全く変わらず素晴らしいです。このままずっとこうであって欲しいと思います。以前宿泊したときは食事もとてもよく料金もリーズナブルだったと思います。機会があれば是非ともまた宿泊してみたいと思います。夕日を見ながら入れるというので有名ですが、温泉ファンは夕日にこだわる必要はまったくないと思います。これだけ素晴らしいお湯に浸かれるのですから逆に午前中の空いている時間が狙い目だと思います。(2005/04/29/AM11:00)


(二度目の宿泊)

源泉名 :黄金崎温泉
泉質 :ナトリウム-塩化物強塩泉
泉温 :52.2度C 成分総計 25,980mg/kg   (Mg:991.3,Fe:14.7,Br:28)
:薄茶褐色/茶褐色 臭い :鉄臭 :塩味+苦味      
 

10年前に1度宿泊し、その後は何度か日帰り入浴している「黄金崎不老ふ死温泉」に再度宿泊することにしました。10年前は比較的楽に宿泊の予約が取れましたが、最近は秘湯ブームもあってなかなか予約が取りにくいらしいです。今回は平日ということもありあっさり予約が取れました。本日宿泊するのは新館で、10年前に宿泊した棟を建替えた場所にあるようです。なかなか綺麗な部屋で海側に面してあり日本海の青々した夏の海を見ることができます。いわゆるオーシャンビューってやつですかね。(笑)
新館のお風呂は内湯×1と露天×1があります。内湯は10人くらいが入れるもので海に面した側が大きなガラスになっておりとても展望が良いです。海が間近に迫ってくるような感じがします。多分加水されていると思われるお湯がドバドバと気持ちが良いくらい浴槽に注がれています。
湯口付近は炭酸がパチパチと弾けており白いアワアワ状態になっています。お湯はややぬるめになっているもののお湯の持つ力強さはかなりあり入浴感はとてもあります。油断して浸かり続けているとヘロヘロになってきます。それにしてもここのお湯は何度浸かっても凄いと思います。食塩泉の名湯の一つと言っていいかと思います。
露天は5〜6人が入れる広さでこちらはかなり熱めの茶褐色のお湯で満たされています。お湯に浸かった瞬間にガツンと来る浴感でうおっと思わずうなってしまいます。大きな唇のような湯口から源泉が間欠泉のようにゴボゴボと出てきます。
内湯よりも少しだけ海側にせり出していますので更に見晴らしはよく、海から吹きぬけてくる風がとても気持ちいいです。有名な海岸近くにある露天風呂を眼下に見下ろすことができます。この日は天気がいいのでおそらく日本海に沈む夕日をどこからでも見ることができるのではないかと思います。
海岸の露天風呂が夕日で有名でしたが日帰り客はこの時間帯は入浴不可になりましたので、ひょっとしたら空いているかもしれません。黄金崎不老ふ死温泉はさすがに有名な秘湯だけあってFOMAも楽々通じてしまったのにはちょっと驚いてしまいました。山の中の温泉だとFOMAは通じないことが多いです。今回はネットを確認する必要がありましたのでとても助かりました。
新館の内湯は加水されていてぬるめなもののアワアワのため清涼感があるので何度も何度も浸かってしまいました。お湯の色も赤褐色ではなく薄ささ濁り透明なもので、「黄金崎不老ふ死温泉」で使用されている源泉の中では一番鮮度が良いような感じがしました。ひょっとして別源泉?
本日の夕日の沈む時間は大よそ6時30分とのことで6時過ぎから有名な海岸沿いの露天で待機することにしました。やはり同じ事を考える人が多く、かなり多くの人がこの露天風呂に集まってきており満員状態でした。まあ仕方が無いですね。
一瞬雲がかかってきて夕日は駄目かと覚悟しましたが、沈む5分くらい前に綺麗に晴れてくれました。TVとかでは見ていましたが、日本海に沈む夕日はなかなか見事なものでした。もっともこの夕日をわざわざ露天風呂に浸かりながら見なければいけない理由はなにもないと思うのですが、まあ”絵的”にはかなりいい感じでした。
混んでなければもっといいのですが、あまりに人がいたのでちょっと興ざめでした。それと水着を着た女性が一人彼氏とラブラブ状態で一緒にお風呂に入っていましたが、こういうのは勘弁して欲しいです。この女性以外は全員まっぱですからね。
前回宿泊した時は食事もかなり良くて今回も大いに期待していましたが、今回はイマイチだったような感じです。期待が大きすぎたせいかもしれませんが少なくとも10年前よりレベルは確実に落ちていると言っていいと思います。以前と比べ収容人員が大幅に増えたようですのでそのせいかもしれません。ちょっとがっかりです。まずいとかと言うことではないですが・・・。(2007/08/27/PM6:30)

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