鷹の湯温泉


鷹の湯温泉 「鷹の湯温泉」 (宿泊)    
源泉名 :鷹の湯(雄勝町秋の宮殿上)
泉質 :弱食塩泉(緩和性低張性高温泉)
     
泉温 :79.0度C pH 7.3        
:無色透明 臭い :温泉臭 :微塩味      
 
秋の宮温泉郷にある有名な旅館です。鄙びているというほどではありませんが年期を感じさせる造りです。お風呂は内湯×4と露天×3があります。内湯の大浴場は基本的に混浴です。別に小ぶりな女性専用の浴室もあります。
大浴場はなかなか素晴らしいものです。3つの浴槽は桧でできており、大きさもほぼ同じで「コの字型」に並んでおり湯温が少しずつ異なります。もう一つは石風呂風でここ源泉がちょろちょろ注がれており、おそらく源泉槽と思えるものです。
木の浴槽は7〜8人が入れる広さのもので特に浴室の左側にある浴槽はかなり深く1.3mもあります。この浴槽はかなり素晴らしいです。ぬるめながら深いのでゆったりのんびり浸かることができます。特別特徴のあるお湯ではないですが、やわらかな肌触りでとても優しい感触です。刺激が少ない割には、浴後の暖まり感と肌のつるつる感はかなりのものがあります。やはりこれは名湯といっていいものかもしれません。誰もいない深夜に一人でお湯に浸かります。澄み切ったお湯、掛け流しにされ勢いよく流れていくお湯。しーんと静まりかえった浴室でゆったり深い浴槽に身を沈めます。これ以上の贅沢があるのでしょうか。
左の写真は女性専用の浴場です。大浴場が女湯になった時男湯になります。右の写真の奥が源泉槽と思われるものです。じっと浸かっていると気泡が少し付きます。
露天は2ヶ所あり1つは渓流の川縁にあるものです。ここも取り巻く環境と一体になったもので自然な感じのする交換の持てるものです。何匹も飛んでいるトンボと一緒に心行くまで浸かることができます。何とものんびりできる露天です。
もう一つの露天は宿の一番奥に屋根つきであります。浴槽は2つあります。もう一つの渓流沿いの露天に入ってしまうとここは、残念ながらオマケ的なものに感じられてしまいます。
今回は宿泊しましたが、食事は質量ともまずまずのレベルだと思います。地のものを使っているのが良く、平均の上を行くもので十分に腹は満たされます。全体としてゆったり湯に浸かるだけという温泉旅館の原点に帰るような旅館です。ここに宿泊したらとにかくただひたすらのんびりお湯を楽しむべきだと思います。温泉好きのツボを押さえた旅館であるといえると思います。(2001/08/07/PM11:00)

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